北港朝天宮で出会う!台湾の伝統と信仰の世界
こんにちは!台湾人の芷伶(ジーリン)です。今回ご紹介するのは、台湾の伝統と歴史が色濃く残る雲林の「北港朝天宮」!ここは、台湾全土で信仰を集める媽祖を祀る由緒正しい廟で、1694年に創建され、300年近い歴史を誇っています。もともとは「天妃廟」と呼ばれていたそうですが、大陸湄洲の媽祖を祀るために建てられ、のちに「朝天宮」と改名されました。この壮麗な建物は、全国に300以上ある媽祖廟の総本山なんです。
北港朝天宮はその見事な建築美も見逃せません!広々とした敷地に、緻密な彫刻が施された柱や天井、精巧に作られた神像がずらりと並んでいます。特に四海龍王の石刻や、梁に刻まれた龍の彫刻は圧巻!宗教的な意味合いはもちろんのこと、建物全体が芸術作品のように美しいんです。建築に興味がある方も、じっくり見てまわると発見がいっぱいですよ。
そして、北港朝天宮は年中参拝者で賑わっていて、特に旧暦の1月15日の元宵節と3月23日の媽祖の誕生日にはお祭りムード一色!元宵節にはランタンが灯され、媽祖誕辰では全国から信者が訪れ、盛大なパレードや行進が行われます。この時期の北港は、街全体が宗教色に染まり、観光に訪れるには最高のタイミングですよ!
北港の街自体も、18世紀に港町として栄え、日本統治時代には街並みが整備されました。朝天宮へ向かう参道である中山路には、昔ながらのお土産屋さんや、戦後まで営業していた映画館「振興戯院」などが並び、歩くだけで台湾の歴史が感じられます。さらに少し北へ歩くと「北港文化中心」もあり、媽祖信仰について詳しく学ぶことができるんです!
また、東の堤防沿いを散歩すれば、1980年代まで使用されていた鉄道橋「復興鉄橋」や「北港水道塔」など、台湾の近代化遺産も見ることができて、歴史ファンにも大満足のスポットです!
台湾の信仰と歴史が詰まった北港朝天宮とその周辺を、ぜひ訪れてみてください!
INFORMATIONスポット情報
住所 | 雲林県北港鎮中山路178号(地図はコチラ) |
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電話番号 | +88657832055 |
営業時間 | 5:30~21:00 |
定休日 | なし |
台湾の新北に住んでいる芷伶です。名前の発音は難しいですが「zhǐ líng(ジーリン)」と呼びます(๑˃▽˂๑)澎湖の大学に通っていたので、4年間住んでいた澎湖はお気に入りの場所です。日本が好きで東京や箱根、岡山、熊本などに行ったことがあります。そんな日本のみなさんにオススメの台湾スポットをご紹介します (*´∀`*)
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