石門古戦場に立つ牡丹社事件紀念碑 パイワン族が勇敢に戦った地
台湾南部の屏東県に位置する石門古戦場は、1871年に発生した宮古島島民遭難事件をきっかけとした1874年の日本軍による台湾出兵時、日本軍と原住民パイワン族(排湾族)が交戦した歴史的な場所です。一連の出来事を「牡丹社事件」と呼び、石門はこの牡丹社事件、そして日本と台湾の歴史を語る上で欠かせない地として知られています。頂上にある「牡丹社事件紀念碑」は、当時の出来事を記憶に刻む象徴的な存在です。石門古戦場では、台湾の歴史に触れるとともに、美しい自然も楽しむことができます。
石門の地に入ると、左手に「石門古戦場」の文字が目に留まります。牡丹社事件紀念碑にアクセスする場合、この駐車場を利用します。大きめの駐車場なので、利用しやすいです。
駐車場から進むと、記念碑へ続く階段が現れます。緑に囲まれた階段をひたすらまっすぐ登っていきます。
階段を登りきると、頂上で立派に立つ「牡丹社事件紀念碑」が目の前に現れます。この石碑は日本統治時代の1936年に台湾出兵を指揮した西郷従道を讃えるために建設されたものです。日本統治終了後は抗日精神を表現する文字に変更、文字が外されるなど姿を変えましたが、2020年に再び「西郷都督遺跡記念碑」の文字に戻りました。この変化は、台湾の政権交代の際の、その時の政府の歴史認識のスタンスの違いが現れています。
頂上からは豊かな自然を一望できる絶景が広がります。戦場の跡地を巡りながら、遠い過去に思いを馳せることができるこの場所は、台湾の歴史好きの方にとって外せない場所ですよ!
INFORMATIONスポット情報
住所 | 屏東県車城郷(地図はコチラ) |
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電話番号 | |
営業時間 | 24時間 |
定休日 | なし |
台湾の新北に住んでいる芷伶です。名前の発音は難しいですが「zhǐ líng(ジーリン)」と呼びます(๑˃▽˂๑)澎湖の大学に通っていたので、4年間住んでいた澎湖はお気に入りの場所です。日本が好きで東京や箱根、岡山、熊本などに行ったことがあります。そんな日本のみなさんにオススメの台湾スポットをご紹介します (*´∀`*)
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