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921大地震の恐ろしさを後世に伝える「集集武昌宮」

921大地震の恐ろしさを後世に伝える「集集武昌宮」

 1999年9月21日、台湾中部の南投県集集鎮を震源とした大地震が発生しました。マグニチュードは7.6。この地震は921大地震や台湾大地震などと呼ばれ、集集で震度7、台中で震度6、台北や高雄でも震度4が観測されるなど、台湾島全域で被害が発生しました。特に震源に近い集集での被害は大きく、多くの建物が倒壊しました。現在ではほとんどの建物は再建されましたが、集集駅近くに崩れた姿のままのお寺があります。ここは「集集武昌宮」

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 集集武昌宮が完成したのは1999年。なんと、完成した年に地震の被害に遭ってしまったのです。強い地震により1階部分が潰れています。衝撃的な光景です。地震の恐ろしさを後世に伝えるために当時の姿のまま保存されています。

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 柱はぐにゃりと曲がり、一部の屋根瓦も剥がれ落ちていますが、屋根の上の龍などの彫刻は健在です。

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 実は、崩れた集集武昌宮の目の前に新しい集集武昌宮が再建されました。太い柱で地震にも強い立派な造りです。地震で崩れた旧武昌宮と再建された武昌宮が並ぶ、貴重な光景を目にすることができるスポットです。

INFORMATIONスポット情報

集集武昌宮

住所 南投縣集集鎮八張街181號(地図はコチラ
電話番号
営業時間
定休日
Writtern by芷伶 (BawBaw)

 台湾の新北に住んでいる芷伶です。名前の発音は難しいですが「zhǐ líng(ジーリン)」と呼びます(๑˃▽˂๑)澎湖の大学に通っていたので、4年間住んでいた澎湖はお気に入りの場所です。日本が好きで東京や箱根、岡山、熊本などに行ったことがあります。そんな日本のみなさんにオススメの台湾スポットをご紹介します (*´∀`*)

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