敵の上陸を防ぐ杭が連なる金門の慈湖！国共内戦の名残が刺激的

　台湾の離島「金門島」。対岸に見えるのは中国の厦門。その距離はなんと約2Kmという近さ。金門島のいたる場所から中国が見えますが、その近さと戦争の名残を特に感じられるのが「慈湖」です！

　慈湖は金門島の西に位置するスポットです。展望台が整備されており、夕日鑑賞スポットとして人気があります。取材時は曇り空で夕日は見えませんでしたが、天候が良ければ大陸に沈む美しい夕日を眺められます。

　日本の敗戦後、国民党軍と共産党軍による戦闘が激化。金門もその戦闘の舞台の1つでした。特に金門は立地上、衝突が激しく国民党軍が陣取る金門側では敵の上陸を防ぐ為に海岸沿いに杭を立てました。戦闘が落ち着いた現在でも、杭が残されており、異様な光景が広がっています。日本や台湾本島では見られない光景ですよね。

　また、周辺には実際に使用されていた戦車が設置されています。かつて戦闘があったことを実感させられる刺激的な光景を目にすることができるスポットです。

Writtern byけい

新北市在住の台湾人です。私の本名は日本人の方にとって発音が難しいので「けい」という名前を付けましたꉂꉂ(ᵔᗜᵔ*)ｧ,､'`　日本のドラマやアイドルが好きです。日本語を理解したくて日本語能力試験（N1）を取得しました。日本語が理解出来て世界が広がった！日本語の能力を活かして、日本の方にオススメしたい台湾の情報を共有します！

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