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台湾防衛のために築かれた「億載金城」

台湾防衛のために築かれた「億載金城」

 台南の「億載金城」。名称は「1億年はもつ鉄壁の要塞」を意味します。1874年の日本の台湾出兵に対応するために造られた施設です。1876年に西洋式の砲台が設置され、1975年に大規模整備が行われ現在の姿となりました。

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 中央に広がる「操練場」は1,500人の兵士が収容可能な軍事演習場として設計されました。

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 こちらは「小型砲」。当時は40ポンド砲4門、20ポンド後装砲が4門配置されていましたが、現在では20ポンド後装砲が1門のみ残されています。

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 迫力を感じさせる洋式砲台「アームストロング砲」。三段構成で砲身4.6m、口径は25.4cmです。現在は、海に向かってレプリカが設置されています。

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 こちらは兵舎と弾薬庫として使用されていた場所。基礎遺跡と三合土の扶壁が風雨にさらされないように、鉄骨と安全ガラスで覆われています。

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 億載金城の入口にある売店。ドリンクが販売、ベンチが設置されており、旅の途中に休憩に利用できます。

 日本による台湾出兵といった日本にも関連のある施設。是非、実際に施設を見ながら歴史を学んでみてはいかがでしょうか?

INFORMATIONスポット情報

億載金城

住所 台南市安平区南光州路3號(地図はコチラ
電話番号 +88662951504
営業時間 8:30~17:30
定休日
Writtern byけい

新北市在住の台湾人です。私の本名は日本人の方にとって発音が難しいので「けい」という名前を付けましたꉂꉂ(ᵔᗜᵔ*)ァ,、'` 日本のドラマやアイドルが好きです。日本語を理解したくて日本語能力試験(N1)を取得しました。日本語が理解出来て世界が広がった!日本語の能力を活かして、日本の方にオススメしたい台湾の情報を共有します!

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